コラム

心療内科と精神科、どちらがいいの?

メンタルヘルス対策の重要なポイントの1つが「早期発見、早期対応」です。必要な方には専門医を受診していただくなど、早期の対応がその後のスムーズな改善につながることも多いためです。ただ、「まだ大丈夫」と頑張りすぎてしまう方、「こんなことで相談していいのかな」とご相談をためらわれる方や、忙しい中で自分自身の不調に気づくのが難しい方も少なくはありません。

また、専門医に相談したいと思っていても、「心療内科」や「精神科」のどちらに行けばよいのかわからないということもあるかもしれませんね。

厳密に言えば、ストレスの影響が大きいと考えられる体調不良や身体面の症状が前面に現れている場合には心療内科、主な症状とご相談内容が抑うつ・不安・イライラなど精神的なものの場合は精神科と区別されることもあります。ただ実際には、「最近何だか体がだるい。気分も落ち込み気味で眠れない・・。」「ささいなことでイライラしてしまうし、頭痛も続いている・・。」というように、気持ちの不調と体の不調の両面を感じる場合がほとんどです。どちらが主な相談内容かと聞かれても、はっきりとは答えられないことも多いのではないでしょうか。

現在は「心療内科」や「精神科」という診療科目を掲げている医療機関であれば、多くの場合どちらを受診しても心身両面の不調のご相談ができます。「不調の原因はメンタルじゃなく、身体的な問題なんじゃないかな?」という疑問は、医師が真っ先に検討しますので、任せてしまいましょう。

また、ホームページを開設している医療機関も増えてきています。気になることや疑問点などは、事前にホームページやお電話でご確認ください。心身の不調を感じられたときには、お気軽に心療内科や精神科に足を運んでくださいね。

【東京海上日動メディカルサービス株式会社 健康プロモーション事業部】

資料請求・お問い合わせ