コラム

休暇がストレスになるとき

年末年始はどのように過ごされましたか。まとまったお休みを取った方もいらっしゃると思います。休暇を上手に組み込み、リフレッシュすることで、仕事の充実感や生産性もより一層アップしますね。

しかし、「休みにはやることがない」「休暇中は時間をもて余し、かえって落ち着かない」とお感じだとしたら、注意が必要かもしれません。「ワーカホリック(仕事中毒)」という言葉をご存知でしょうか。これは、私生活を犠牲にしてまで仕事に打ち込む状態を指します。こうした人は仕事熱心ですが、実は仕事をしていないと不安で、その不安を打ち消すために、さらに仕事に没頭していることが少なくありません。仕事だけが生きがいで、仕事のない休暇がストレスなのです。

職業生活においては、自らが好むと好まざるとにかかわらず、働き方が変化することがあります。たとえば、異動や組織改変による仕事内容の変化、定年などがそれにあたります。「ワーカホリック」的な状態にある人は、自らが没頭できる働き方ができているうちは安定して能力を発揮できるものの、こうした変化に上手に対応することが難しく、それをきっかけに心身の調子を崩してしまうこともあるようです。

仕事は生活の重要な位置を占める活動には違いありませんが、生活の全てではありません。ご自分にとっての、仕事と生活の良いバランスを見出すことは、変化の大きい現代を乗り切っていくための指針ともなります。ぜひ「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」という観点から、ご自分の生活や人生における仕事の位置づけを見直してみていただきたいと思います。

【東京海上日動メディカルサービス株式会社 健康プロモーション事業部】

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