コラム

メンタル不全者を減らすにはどうすればいいですか?

無茶な上司や気の利かない部下、減らない仕事、成果主義によるプレッシャー、納得のいかない評価・・・職場にはメンタル不全を生み出す要因がたくさんありますね。日ごろのストレスが原因で引き起こされるメンタル不全は、従業員のパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。また、メンタル不全が勤務制限を要するレベルになったり、最悪の場合には自殺まで至ってしまうというケースも珍しくはありません。企業にとって、メンタル不全者を減らすということは、とても重要な課題となってきています。

それでは、メンタル不全者を減らすには、どのようなことを心がければよいのでしょうか。

まずは、日々のメンタルヘルスを保つ対策として、従業員自らがストレスへの対処法を身につけ、普段から自分のメンタルヘルスに気をつけることがとても大切になります。ストレスは職場だけでなく、プライベートでの出来事で引き起こされることもあります。ストレスを溜め込まないような心がけ、そして溜まってしまったストレスに対処する方法、これらを身につけることが求められます。 また、気になる部下への配慮や、職場環境の改善といったラインによるケアも、メンタル不全者を減らす上で大切なポイントとなります。職場環境の改善というのは物理的な環境の改善だけでなく、相談しやすい雰囲気作り、過重労働にならないような配慮なども含まれます。

ただ残念なことに、これだけ気をつけてもメンタル不全者が発生してしまうこともあります。そのときは早めに専門医を受診させてください。早期対処で、早期に回復できることもあります。もし判断に迷うようでしたら、社内の産業医や保健師、またはEAPなどの専門家へご相談下さい。

いかがでしょう。一人一人の普段の心がけから、社を挙げて取り組まなければいけないものまで、様々な工夫があります。職場の実情にあわせて、出来ることから取り組んでください。

【東京海上日動メディカルサービス株式会社 健康プロモーション事業部】

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