メンタルヘルスキーワード

さ行

産業カウンセラー

企業で働く人々やその家族に対して、心身の健康の維持や疾病の予防のためのサポー トを行う者。心理学的な知識のほか、産業医や保健師、他機関との連携を行ったり、職場の環境調整、人事コンサルテーションなどの知識も求められる。

産業医

企業で働く人々の健康管理に携わる医師。労働安全衛生法により、一定規模以上の事 業所では産業医の配置が義務とされている。

守秘義務

医療関係者は、職業上知り得た個人の情報を第三者に漏洩することを禁じられている。ただしEAPでは、医師が自殺等の危険を察知した場合、安全配慮義務を優先させ会社に連絡を取るケースもある。

自律訓練法

手足が重く暖かい感覚、規則正しい鼓動、楽な呼吸、腹部の温かさ、額の涼しさなどの身体感覚を感じることによって、心身のリラックスを得る方法。この方法が適さない人もいるため、訓練にあたっては専門家のもとで慎重に行う必要がある。

神経症

ノイローゼともいう。代表的なものに強迫神経症、不安神経症、ヒステリーがある。主に不安が症状の中心となる。ストレス、不安、心の問題の抑圧により身体、精神に症状が現れる。不安障害(パニック障害、強迫性障害など)、解離性障害、身体表現性障害などが含まれる。

ストレッサー

心身にひずみを引き起こすさまざまな刺激のこと。職場・家庭などにおける出来事や疲労なども含まれる。

ストレス

心身の適応能力に対するストレッサーにより生じる緊張状態(不安や怒り、不快感などの反応のこと)ストレスは必ずしも悪いというわけではなく適度なストレスは心と体のバランスを保ち、生産性を高める。

セルフケア

厚生労働省による「事業場における労働者の心の健康づくり」のための指針によって示された4つのケア
(1)セルフケア
(2)ラインによるケア
(3)事業場内産業保健スタッフ等によるケア
(4)事業場外資源によるケア
の4つケアの1つ目で、労働者自身がストレスや心の健康について理解し、自ら予防・軽減・対処を行うこと。

躁うつ病

躁状態とうつ状態がある。躁状態のときは気分の高揚、多弁(よくしゃべる)がみられ、怒りやすくなったり、睡眠時間を削っても仕事や遊びに熱中するなど過活動になることが多い。適切な薬物治療が必要となる。

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