コラム

季節の変わり目では…

まだまだ残暑が続いている今日このごろですが、もうすぐ本格的な秋になりますね。秋は、気温が下がって過ごしやすくなるとともに、食べ物も美味しくなり、運動や読書にも適しています。そんな過ごしやすい季節になってきたのに、「今ひとつ心が晴れないなぁ」「なんとなくやる気がなくて仕事が手につかない」と感じることはありませんか?

気候とメンタルヘルスに関連があるというのはご存知でしょうか?季節の変わり目に体調を崩す人は多いですが、メンタルの調子が乱れる人も結構多いのです。季節が変わるということは、気温、日照時間、雨量、湿度、気圧など、いろいろなファクターが変わるということです。その変化に自律神経は対応しなければなりません。対応し切れなければ、自律神経の乱れとなって、体調が崩れていきます。そして自律神経の乱れは、イライラや不眠など、様々なメンタルの症状にもつながっていきます。日本には四季がありますので、新しい季節になじんだと思った頃に次の季節が来てしまいます。環境の変化に敏感な人は大変ですね。

さて、秋が深まる前に、知っておいていただきたいことがあります。日照時間の短縮には注意が必要!ということです。秋から冬にかけて日照時間が短くなることで、なんとなく落ち込んだ気分になってしまうことがあります。気分の落ち込みだけでなく、意欲の低下やマイナス思考など、日照時間が短くなる秋から冬にだけ、うつの症状が出てくるという人もいます。実際に、日照時間が少ない緯度の高い地方に、うつの症状が出る人が多いとも言われています。これは季節性うつ病といわれており、睡眠時間が長くなる、過食になり体重が増えるなどの症状が目立ちます。

もしも毎年、秋から冬にかけてメンタルの調子を崩すようであれば、今年は対策を講じてみてはどうでしょうか?要はお日様を浴びるのが予防策になります。早寝早起きを心がけて、朝日を体に浴びるのが一番効果的ですね。

それでも改善されない場合は、専門の医療機関にご相談なさることをお勧めいたします。秋から冬にかけてだけ治療を受ける人もいます。思い切って受診してみたら、人生がちょっと変わるかもしれません。

人によっては辛い季節の到来かもしれませんが、せっかく日本で暮らしているのですから、季節の移り変わりを楽しみたいですね。

【東京海上日動メディカルサービス株式会社 健康プロモーション事業部】

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