コラム

メンタルヘルスは話題にしづらい?

メンタルヘルスは、直訳すれば「心の健康」です。体の健康が保てない状態であれば病院に行くように、心が不健康に思えるときは、その専門家にいちど相談をするのが解決への近道です。「餅は餅屋」とも言いますよね。

それでは、もし職場に「様子が気になる」「ちょっと心配になる」という方がいたときに、あなたならどうしますか?

「ちょっときみ、ここのところ様子がヘンだよ。」「精神科を受診してみたら?」とは、なかなか言いづらいかもしれません。

そんなときは、まずはあなたが相手の方のことを心配していることを伝えてみてください。「ここのところ、ちょっと元気がないように思うけれど大丈夫?早いうちに対処すれば、よくなるにも時間がかからないとも言うし、いちど専門家に相談してみたら?」といった感じです。

また、あなたが直接、メンタルの相談に対応できる医療機関の受診を勧めるときは、心療内科か精神科をお勧めしてみてください。かつてはこれらの科は偏見を持たれることもあったようですが、最近では、社会人のうつ病がマスコミなどで取り上げられる機会も増え、会社勤めの方も通いやすくなっています。最近では「メンタルヘルス科」を標榜するところもあり、こちらも通いやすいかもしれません。

周囲に声をかけやすい雰囲気であることが、職場のメンタルヘルスにおいては、とても大切なことです。ゴールデンウィークは過ぎ、夏休みまではまだ日があるこの時期、たまった疲れを癒しきれずに調子を崩す人がでてくるかもしれません。周囲で気になる方がいたら、「無理は続けないで、専門家にちょっと話してみれば?」とお声をかけてみてください。EAPのご利用も、ぜひお勧めくださいね。

【東京海上日動メディカルサービス株式会社 健康プロモーション事業部】

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