コラム

従業員にストレス対処法を身につけさせたいが、どうすればよいですか?

昨今の、うつ病を中心とするメンタルヘルス不調者の増加や、それに伴う休職者の増加など、企業にとって、メンタルヘルス対策は、避けては通れない問題になってきていますね。 「メンタルヘルスは、個人の責任」という時代は終わり、会社として何らかの対策を講じる必要がでてきました。ですから、従業員にストレス対処法を身に付けさせるのも、単独ではなく、トータルにメンタルヘルス対策を講じる中で、位置づけ、実施するべきものと言えます。

具体的には、ストレス対処法についてのセミナーの実施、パンフレットの配布等の「情報提供」。そして、ストレスチェックなど、メンタルヘルスに関するアンケートを実施することや、相談窓口の設置など、従業員の方々がストレスに気づき、適切に対処していくことを後押しするような「環境整備」の二点が考えられます。

ストレスチェックは、心身両面からなされるのが理想ですから、定期健康診断で、ストレスについてのチェックシートを用意することや、産業医、産業保健スタッフの問診に組み入れることも有効でしょう。また、外部機関のチェックシートを活用することも効果的といえます。そして、それらの対策を通じて、事業所全体として、個々の従業員のメンタルヘルスを大切に考える意識が育てば、理想的といえます。

【東京海上日動メディカルサービス株式会社 健康プロモーション事業部】

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